今回話をするのは
クロガキスタイル５種類のライン４つ目となります
『派生ライン』とシンプルに呼称していますが
これまで解説してきた
これらのラインを適切に使用できている事が前提になるため
応用度合いの高いラインという意味では
少々難しくなってきます
しかし、これを使いこなせるようになると
相場におけるきれいな動きと僕らが呼ぶ
積極的に狙っていきたいチャートを見究めることができるし
僕らが常々目指している『頭と尻尾』の『頭』を狙う
トレードを行う為の一つの武器を手にすることになります
何度もいろんな場面で言及していますが
僕らのトレードにおける
・狙いを澄まして
・１トレードの利益を大きく狙い
・リスクを最小化する
この３要素を満たすための重要ツールであるとも言えます
特にこの『派生ライン』が機能するポイントで
エントリーするのは
これらの要素のうちの『２つ目』『３つ目』を満たすものに
繋がりやすくなります
是非、時間を掛けて検証し
使いこなしていただきたいと思います
では、解説を始めましょう
目次 Contents
ライン④派生ラインの解説（３分講座）
まず、このラインの概要を把握するために
こちらの映像からご確認ください
このラインの解説を踏まえて
多くの人が抱いてるであろう疑問をまとめると
・どんな波の中でこのラインが引けるのか？
・これまでのラインとの違いは？
「派生」という呼び方をしていて
これまでのラインよりもかなり抽象的になるので
イメージがしづらいと感じた人が非常に多いようです
従って、これまでのラインと同様に
この『派生ライン』がどんなイメージで引かれるものなのか
を中心に、このラインの活用方法へ至るまでの話をしていこうと思います
このラインの重要性とトレードイメージ
まず、このラインをどんなイメージで引くのか？という
図を見てみましょう
この図に沿ってライン引きのイメージを考えると
実際に『派生ライン』が引かれるまでに大まかに以下の手順が踏まれます
・転換（もしくはブレイク）を意識するべきライン
（長期的根拠であるほど強い）にプライスが近づく
・ラインに対する反転を確認する
（代表的な形が、コマ足・包み線の組み合わせ）
・ここで意識すべきラインが引かれてくる
つまり、このラインは単独で引かれるものではなく
何らかの根拠を持って引かれてくるライン（１～４番）があって
そのラインに対する反応を確認して初めて認識するライン
という事になります
従って、このラインを意識して引けるようになるという事は
『上位足のラインに対する下位足の反応を意識できる』
という事であり、言い換えれば
『派生ライン』を使いこなすという事は
マルチタイムフレーム分析に基づく
複数の時間足が連動した根拠を意識してチャートを分析できる
という「一般的に高度」とされる技術を
いとも簡単に達成できる事を意味しているのです
『頭』を狙ったトレードの為の『派生ライン』活用イメージ
僕らのラインに対する理解が深まるほど
逆におそらく疑問に思うであろうポイントが
この『派生ライン』には存在しています
これは、３番ラインにおいても
同様に言及したことではあるのですが
やはり主軸となる２番ラインとの違い
ですね
見覚えのある人も多いと思いますが
このラインは２番ラインの解説でも
用いた図になります
図中のオレンジの太線部分というのが結果的には
『弱い２番ライン』でありながら
『４ 派生ライン』と認識するものにもなります
この模式図の時間足において
『高値を更新した＝ロングの目線が有力である』という背景があり
そこに対するプルバックの終了候補として意識した２番ラインに対し
コマ足・包み線という『反応』を認識した事で
『派生ライン』が生まれてくるというわけです
こう考えると
チャート分析において意識している方も多いと思いますが
高値の切り上げ 安値の切り下げという動き
に対しても『根拠』を持った説明をすることが可能だと
理解していただけると思います
波形認識と併せて高値・安値の切り返しを
根拠持って説明できるのが『派生ライン』を
認識できる事のメリットであり
こういうポイントを見つけられることが
要するに『きれいなチャート』と考える事もできます
そして、このようなラインを常に一定の視点で意識する事で
『プルバックの終了候補』を認識できるようになり
それが『頭』を迷わず狙うトレードに結びつける事になります
まとめ
今回のラインは、自分でも解説を書いていて
複数の要素を意識しながら考えないといけない点において
「難しい」と感じる部分の多いものだったと思います
それでも、常々一貫して意識しなければならないのは
波形認識の一定化
があくまでベースになるという事です
なぜなら、チャート上での波形の頂点がアヤフヤになると
全てのラインが統一性の無いものとなり
目線をブレさせてしまう原因になるからです
逆に、波形認識をはじめとする視点の固定が
しっかりと自分のモノにできれば
これまでにお伝えしてきたラインは信頼度の高い武器となり
今回伝えてきた『派生ライン』が
『頭』を狙った実践的に稼ぎ続けるトレードを継続するための
有効なツールになってくれる事でしょう
是非ともこのラインの理解を深めることで
僕らが常々大事にしている
『根拠』『想定』『反証』
に基づく一貫性あるトレードプランを
創れるようにしていきましょう
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